北アルプス・奥丸山


  【山行報告】    記;山口敏晴
平成13年9月7日〜9日
奥丸山 二万五千分ノ一<笠ヶ岳>

9/7 向島7:35−10:05愛東町−R41−飛騨高山−17:20新穂高温泉駐車場(泊)

9/8 5:15...蒲田川右俣林道..5:55ゲート...6:25穂高平小屋...
7:10奥穂登山口...白出沢...7:50チビ谷8:05...8:20滝谷...9:10槍
平小屋...10:05尾根...10:20奥丸山頂上(△2439.5m 三等三角点)
11:30...12:05槍平小屋...12:45藤木レリーフ...14:20穂高平小
屋....15:10車のところ15:20...15:25新穂高の湯・露天風呂
16:05.....17:30久々野町道の駅「なぎさ」(泊) 

9/9 6:05−−−R41−−7:30七宗町−−12:00向島    往復走行距離720km


奥丸山は、岐阜県上宝村にあって、岐阜百山のひとつである。

9/7向島を朝出発。秋雨前線が活発で、朝から雨。この日、一日中雨であった。
飛騨高山を抜け、新穂高温泉無料駐車場に夕方着いた。ここには、平成9年の盆 休みに、三俣蓮華・鷲羽・水晶・黒部五郎・双六岳に登って以来で、久しぶ りである。

9/8朝5時15分、歩き出す。心配していた雨は止んでいて、青空が 見えていた。蒲田川右俣を行く。左俣林道は2度歩いているが、右俣を歩くのは、 初めてである。奥丸山のある中崎尾根が、蒲田川を右俣と左俣に分けている。30 分歩くと、ゲートがあり、車は入れない。

ほどなく穂高平小屋である。朝食にした。ここは、標高1320mで、奥丸山の取 付である槍平は、標高2000mある。40分歩くと、奥穂高登山口の道標があった。

穂高岳山荘まで6kmとなっている。上高地から奥穂をめざすには、涸沢で一泊必 要だが、この白出沢ルートであれば、朝早く出発すれば日帰りが可能である。白 出沢を渡って、いよいよ本格的な山道となる。チビ谷で小休止。
ここからの笠ヶ岳の眺めが素晴らしい。滝谷に着いた。滝の奥には、まだ雪渓が 残っている。ここからの北穂のドームが圧巻である。
気温が上昇してきて、暑い。一枚脱いでTシャツになった。歩きだして4時間で、 槍平小屋に着いた。槍平は、明るくて開けたところである。小屋も新しい 清流で顔を洗った。ここから飛騨沢経由、コースタイムで5時間半で槍ヶ岳頂上 である。槍ヶ岳に登るコースは、いろいろとあるものである。

奥丸山は、分県ガイドにも紹介されたせいか、登山者も年々増えているようで槍 平からの道標も新しいものがあった。奥丸山に向かう。登るにつれて、視界が広 がってきた。奥丸山が、こんなに眺めのいい山だとは思わなかった。 

岐阜百山の本では、近代登山の華々しい舞台となった滝谷の全容を知る、唯一の 展望台として紹介されている。滝谷は、御存知、井上靖の小説「氷壁」の舞台と なったところである。尾根にあがると、道標があり、右.千丈沢乗越,左奥丸山 となっている。千丈沢乗越への道は、冬期しか歩けないと思っていたが、、はっ きりした踏跡があった。ここから、尾根伝いの道も刈り払いされており歩きやす かった。三等三角点のある、奥丸山の頂上に到着。

雨上がりの秋晴れになり、360度の展望が得られた。西に笠ヶ岳2897.5m,双六岳 2860m,三俣蓮華岳2841m。鏡平小屋が、はっきり見えた。東には南岳3032.7 m ,中岳3084m。大喰岳3101mはガスの中であった。 南岳と北穂の間にキレッ トがあり、滝谷が目の前に迫る。ここを登ったとは、驚きである。

時間が経つにつれて、南岳の小屋も見え、涸沢岳3110mも姿をあらわし、赤茶 色した焼岳も望まれた。しばらくして、地元の神岡から来たという、単独行が やってきた。いいカメラを持っていて、穂高の写真を何枚も撮っていた。
しばらく山の話に花が咲いた。私のまだ登っていない、北の俣岳2661mの話を 聞く。7月にかけての、アオノツガザクラ,ハクサンイチゲの花がすばらしいと いう。奥丸山頂上には、新しい道標が建っており、矢印で左、中崎山1744m と記されている。踏跡もはっきりしているが、私の持っている2001年版の昭文社 の地図を見ると、中崎尾根の道は荒廃し、登降困難と書かれてあった。
この道を降りてみたい気もしたが、神岡の青年も、今回はあきらめましょうと いうことなので、やめにした。スケールの大きな眺めは、飽きることがなく、1 時間以上も頂上にいてしまった。下りはじめると、又一人、登ってきた。

槍平小屋に着くと、槍ヶ岳から降りてきた人がいて、話を聞く。
昨日は天気が悪かったが、それでも槍ヶ岳山荘には、200人泊まっていたと言 う。帰りは、登りの時に見逃した、滝谷にある、藤木レリーフに立ち寄る。
滝谷からの北穂ドームの眺めは、朝よりも雲がなく、迫力があった。
車に戻り、神岡の人に教えてもらった、露天風呂で汗を流した。橋の上に展望図 があり、ここからも穂高が望まれた。泊まりは、飛騨高山を過ぎた、久々野町の 道の駅にした。

9/9京都に戻ったが、台風15号・16号の影響がでてきて雲が多くなっていた。