台高山脈・馬の鞍峰1178m


    【山行報告】                    記;山口敏晴

平成13年2月10日〜11日   《馬の鞍峰》    五万分の一<大台ケ原山>

2/10 京都8:00−−−10:50 大宇陀町−−12:00 川上村道の駅−−大台ケ原ドラ
イブウェイ入口−−−13:00 大迫ダム−−二ノ股出合−−三ノ公出合−−八幡平
−−−−14:10 ゲート前(泊)

2/11 6:50...7:00馬の鞍峰登山口.....7:30明神滝....かくし平.
8:05三ノ公行宮址8:20....8:45尾根....9:25馬の鞍峰頂上(△1177.8m
三等三角点)9:50.....10:40 三ノ公行宮址....11:20 明神滝....
12:10 車のところ−−−−12:45 入之波温泉・五色湯13:30 −−−17:00 向島

西川,太丸,長谷川,山口,             往復走行距離 303km


馬の鞍峰は、奈良県川上村にあって、台高山脈の最奥に位置している。
この山も、長年暖めていた山で、今回実現の運びとなった。ガイドによると夏登 るには、マムシ,ダニ,ヤマヒルが多いそうで、この時期に登ることにした。
積雪の状態がわからないので、あらかじめ近くにある、入之波(しおのは)温泉 山鳩湯に電話で問い合わせてみた。

雪はまったくないとのことであったが、アイゼンとピッケルは持っていくことに した。今回女性2人、太丸さんと長谷川さんが参加されて、にぎやかになった。
2人に会うのは久しぶりで、太丸さんとは平成8年6月に登った、日本300 名山 のひとつ、大笠山1821.8m 以来のことである。
長谷川さんとは、平成11年2月に入笠山1955.1m と干支の山の卯月山1101.6m に 登ったが、それ以来のことである。
2人とも今は、山スキーに凝っているようで忙しそうである。太丸さんは、山ス キーのベテランで、私がまだ登れていない願教寺山1690.9m などの石徹白の山々 を、すでに山スキーで登頂している。

2/10,朝8時京都を出発。3連休とあって、京都駅八条口はバスツァーの人でご った返している。大宇陀町のスーパーで、今晩の鍋物の食材を買い出ししてから 大台ケ原へと向かう。
今日は、馬の鞍峰の登山口まで行けばよく、時間があるので一山登ることにした 。和佐又山1344.6m を考えていたが、太丸さんがすでに登っており、他の山にす る。平成2年10月に、大普賢岳1779.9m を登った時、和佐又ヒュッテの前でテン ト泊したが、この時は、和佐又山の三角点を踏まずに降りてきてしまっている。
それで、比較的短時間で登れそうな、伯母ケ峰1266.6m に行ってみることにした 。冬期通行止になっている大台ケ原ドライブウェイのゲート前から登るのである が、R169の分岐に通行止の看板がかかっている。

すこし車で入ってみると、又ゲートがあり、ここに車が数台停まっており登山者 もいた。どうやらここから地獄谷を通って、氷瀑を登って大普賢岳の方向へ行く メンバーのようであった。ここから大普賢岳が見えたが、かなりの雪があった。
伯母ケ峰はあきらめて、馬の鞍峰の登山口に向かう。
入之波温泉から先の林道の状態が心配されたが、雪もなく、未舗装の道をゆっく り走って、三ノ公出合から林道北股線と分かれて、三ノ公川沿いの道を進む。
八幡平を過ぎて、最奥の人家までくる。ここから先、2/9 〜3/30まで林道工事を していて、馬の鞍峰の登山口まで車で行けず、河原に降りてテント泊とする。
時間があるので、登山口まで空身で行ってみる。
案内板があり、明神滝まで1.5km ,かくし平まで3kmとなっていた。目印もしっ かりしており、まずは一安心。

工事の人に聞くと、ここから大台ケ原に向けて縦走組が行ったという。地図を見 ると大台ケ原日ノ出岳までは、馬の鞍峰から山ノ神ノ頭1099.1m を経てからも、 だいぶ距離がありそうだ。ブッシュがあるので、この時期がいいのであろうか。
避難小屋もないので、雪の上にテントを張って行くのであろう。
車にもどり、コーヒータイムにしているとファミリーが山から降りてきた。
聞くと、かくし平まで行ってきたという。そこまでは雪はないという。先はアイ スバーンがあるという。今日は、早めに食事にして、寝ることにした。
女性陣が用意してくれたのは、キムチ鍋であった。おいしくいただいた。やはり 冬は鍋料理がいい。

2/11、6時起床,6時50分出発。10分歩いて登山口。今日は風もなく、いい天気 が期待できそうである。30分で明神滝に到着。あと30分歩いてかくし平。
三ノ公行宮址で休憩する。説明板があり、南北朝時代の1448年,尊義王(小倉宮 皇子)は都から三ノ公へ潜居された。
尊義王は川上郷民の助けを借りて、吉野朝復興を画策したが、病に倒れたとある 。200m先には尊義親王の墓があった。
ここから先は、ガイドでは道が不明瞭とあるが、行ってみると、最近つけられた 目印が多くあり、迷うことはなかった。「歩歩会」の名でプレートがつけられて おり、悪天候の時でも、道を間違えることはなさそうである。
急登を登りきると、尾根に出た。視界が広がり、雪をかぶった、白鬚岳1378.2m (平成4年に登頂した)が望まれた。その奥に高見山が顔を覗かせている。
この痩せ尾根は、雪はさしてないが、アイスバーンになっており、慎重に進む。
尾根に出てから40分、馬の鞍峰の頂上に着いた。
狭い頂に三角点が剥き出しになっていた。プレートがびっしりとあった。
ヒメシャラ,トガサワラの林が多いとあるが、勉強不足でヒメシャラがどの木で あろうか。話に聞いていた、大台ケ原縦走組がつけた踏み跡が南に向けて続いて いた。北に向かう池木屋山1395.9m への稜線には、踏み跡はなかった。
下りの痩せ尾根は、念のため、アイゼンをつけて降りることにした。
お昼に車のところに戻ってきた。
今日は、他に登ってくる登山者もなく、静かな山歩きが楽しめた。
太丸さん達も、山の帰りには必ず温泉に立ち寄るそうで、先週、鈴鹿・綿向山に 行った時は、十二坊温泉で一浴したという。

入之波温泉・山鳩湯は満員であったので、五色湯に立ち寄って(500 円)、近鉄 大久保駅で解散とした。