奥美濃の薮山・若栃山1593m


    『山行報告』                記;山口敏晴

平成12年4月      【下呂御前山】     二万五千分の一<湯屋>
    29日〜30日    【若栃山】

4/29 京都8:00〜東海北陸自動車道〜11:05 郡上八幡インター〜R256−−R41 −
下呂町−−大洞登山口13:00 ....13:20 五合目....13:55 八合目...
14:10 高岩大権現神社との分れ....14:15 下呂御前山頂上(△1411.8m 三等
三角点)14:35 .....15:35 車のところ−−R41 −−小坂町−−巌立峡−−
17:00 唐谷林道ゲート前(泊)

4/30 5:20....6:35取付...戻る...7:30取付...戻る..8:00取付
...8:40尾根....9:10合流点.....9:25若栃山頂上(△1593.0m 三等
三角点)9:40....9:55合流点...10:45 林道...11:45 車のところ−−
12:05 飛騨小坂温泉ひめしゃがの湯12:55 −R41 −−15:20 関インター〜京都東
インター〜18:10 向島

西川,山口,                    往復走行距離 602km
下呂御前山から御岳を望む

下呂御前山は、岐阜県下呂町と小坂町の境にあって、続岐阜百山のひとつ。
若栃山は、小坂町にあって、岐阜百山のひとつ。奥美濃の代表的な藪山である。
G.W.の前半は、奥美濃を訪ねることにする。

4/29京都駅八条口に車を停めて、西川氏を待つが、観光バスだらけで大変な混雑 である。天気は上々で、青空が広がっている。
メインは、若栃山であるが、夕方までに登山口にたどり着けばよく、時間がある ので、下呂にある、下呂御前山を登ることにする。
近くの萩原町にある、御前山1646.4m には一等三角点があり、日本の山1000に選 ばれている。(平成8年8月登頂している)
下呂御前山は、短時間で登れ、御嶽の眺めがよいため、登山者に人気がある。
地元では、空谷山(からたにやま)と呼ばれている。
郡上八幡インターから下呂に向かう。下呂の温泉街から雨情公園を過ぎて、大洞 集落をめざす。御前山登山道の標識があり、ここに車を停めて歩きだす。
すでに10台の車があった。「野村林産」の小屋から登り始める。
ハイカーがどんどん降りてくる。八合目まで55分かかった。高岩観音の分岐を過 ぎて、まもなく頂上に着いた。頂上には、三等三角点の他に立派な展望盤があり 雪の御嶽の眺めが素晴らしい。
乗鞍はすぐそれと判り、笠ケ岳・穂高の山々・加賀白山が遠望できた。展望盤に は載ってないが、恵那山も確認できた。
登山口に降りてきて、冷たい水で顔を洗って、車に戻った。
若栃山の登山口である、小坂町に向かう。
下呂御前山山頂(1,411.8m)

R41 と分かれて、湯屋温泉、下島温泉、濁河温泉方面の道に入る。濁河温泉まで は38kmある。濁河温泉から御嶽までは、徒歩4時間半の道のりである。
御嶽は、田の原から登っており、摩利支天山2959m はまだ登っていない。
御嶽の噴火によってできた景勝地、厳立(がんだて)峡を通過して、根尾の滝ま で3.5km の地点に唐谷林道入口がある。
根尾の滝は、日本の滝100 に選ばれている。唐谷林道入口には、ゲートがあって 車は入れない。広場にテントを張って泊まりとする。

4/30 5:00起床。5:20出発。唐谷林道を歩く。コースタイムは、林道終点迄90分 とあるが、75分で到着。ここには大岩があって、「昭和55年唐谷林道延長・施工 山田組」の銘板がはめ込まれている。ガイドには作業小屋があるとなっているが 、すでに無く、目印のゴムホースの水は流れていた。
ここから若栃山に取付くことになるが、2回失敗して、3回目でようやく頂上を 踏むことができた。
1回目は、大岩の左手に赤テープがあったので、この踏跡を登り始めるが、谷筋 の登りで踏跡も目印もなくなり、引き返すことにする。1時間のロス。
若栃山(1,593m)を望む

2回目は、ガイドに書いてある、大岩の右手から取付く。ここには、最初から、 目印はない。檜の植林のところまで踏跡があったが、あとは道がなく、茨の藪に なってしまい、引き返す。30分のロス。
3回目は、この大岩から250m歩いた、林道の終点に小道があり、これを進んでみ ると、上に向かって踏跡があった。目印はないが、これを行ってみることにする 。すぐに道はなくなったが、茨のない林で、高いところをめざして登ってみるこ とにする。40分ほどで、尾根にたどり着いた。めざす若栃山が見えてきた。雪が 少しある。このルートをとってみて正解であった。
ここから20分も尾根を歩くと、境界見出標がみつかり、赤テープもあって、ここ が大岩からの合流点のようである。
やせ尾根を進む。御嶽、乗鞍が見えてきた。ガイドでは、ここから猛烈な藪漕ぎ が始まると書いてあるが、目印もあり、迷うことはない。合流点からわずか15分 で頂上に着いた。

若栃山と書かれた山名板が、高い木の上にくくりつけてあった。三等三角点は、 無傷できれいである。あまり人のこない山だけのことはある。まわりはカラマツ とヒノキの林で、展望は効かない。3回目でやっと登れた、充実感を味わって、 山を降りる。帰りは、合流点から、大岩の方に下ってみることにする。
ところが、はじめは、境界見出標もあり、目印もあったが、しだいに赤テープも なくなり、道もあやしくなってきた。結局、大岩のところに降りられずに、林道 終点からだいぶ手前の林道に、ごり押しで降りる。
帰路は、厳立峡にある温泉で一浴して、関インターから京都に戻った。