記;山口敏晴
平成10年5月 29日夜〜31日
二万五千分の一 <毛勝山>
5/29 向島18:30 −−19:30 瀬田東インター〜北陸道・有磯海SA23:05 (泊)
5/30 4:15−−4:20魚津インター−−片貝川東又谷−−阿部木谷−−5:05林道終点
5:35...6:35大明神沢との分れ..毛勝谷..7:15三ノ又...2250m
地点
引き返す...10:15 三ノ又...11:55 車のところ−−−13:10 北山鉱泉
−−片貝川南又谷−−15:10 林道終点−−−17:20 猫又谷取りつき(泊)
5/31 4:40...釜谷分岐..7:00 1400m 地点 引き返す7:25...9:30車の
ところ9:50−−−10:25 魚津インター〜北陸道・敦賀インター13:35 −−−−
17:25 向島 往復走行距離 788km
小里、下山(+1)、山口、 4名
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| 車の所から猫又谷、猫又山山頂を望む |
毛勝山(△2414.4m )は、日本二百名山の一つ。
北アルプスの中でも珍しく、登山道のない山で、残雪期に雪渓を利用して、登ることになる。ガイドでは、5月〜6月中旬が適期とされている。
今回、5月末登ることにしたが、今年は、例年より1ケ月、雪のなくなるのが早く、いささか遅かったようである。今年の岳人の4月号にも、特集で毛勝三山が紹介されている。
300 名山登頂ツァーの岐阜のアウトドアサポートシステムに、事前に情報を聞いて、まだ雪はあって、登れることを確認して現地で東京の小里氏、宇治の下山氏親子に合流する。
金曜の夜、向島を出発する。雨が降っていたが、敦賀まで来ると、止んでいた。
有磯海SAで仮眠する。次の日、魚津インター出口で小里氏に会う。又、雨が降ってきて、予報では昼から回復するはずであったが、この雨は夕方まで降り続いた。毛勝谷のとりつきである、阿部木谷に向かう。途中、下山氏親子が待っていてくれた。彼らは、昨日ブナオ峠から、大門山・大笠山を登頂している。往復10
時間かかったそうである。
片貝第五発電所を過ぎて、林道終点に車を停める。雨が止まず、雨具を付けて、歩きだす。最後の堰堤を巻いていくと、雪渓が現れる。雪の量を心配していたが思ったより、雪は多い。頂上までの標高差は1400m
ある。白馬大雪渓の2倍の長さの毛勝谷を詰めていく。雨で、あたりはガスがかかって、視界が悪く毛勝山頂上は姿をあらわさない。
三ノ又と呼ばれるところから先は、傾斜がどんどんきつくなってくる。雨の為、踏み跡が消えてしまっている。毛勝本谷上部は、右側のボウサマ谷を詰めなければならないが、間違えたのかもしれない。標高2250m
地点までくる。草付きの所があり、そこを登るが、岩が脆く、高度が稼げない。雷鳥を見る。子供連れではなかったが。ハーケンを打ってある岩があって、どうもここは、正規ルートではなさそうである。もう少しで、稜線に出られるところまで来たが、見通しが効かず、落石もあるので、引き返すことにする。
5/17、5/24と2週続けて、毛勝を登頂したODSSの渡辺氏に聞くと、頂上直下は、雪のないところを歩いて、明瞭な踏み跡があったという。下りは、落石に気をつけながら、慎重に戻る。2、3回落石があって真ん中を歩くのは、危険である。車のところまで、降りてくる。地元の人が、山菜採りに来ており、毛勝は今まで何回も登っているという。雪が多ければ、長靴でも行けるという。今日は、アイゼンをつけても登れなかったが、雪が豊富にあると、急峻な所も、簡単に登れてしまうのだろうか。
すっかり、体が濡れてしまったので、北山鉱泉で、さっぱりする。ここで解散となる。
小里氏は、青海黒姫山に行くという。下山氏は、明日仕事なので帰るという。
私は、毛勝三山の一つである、猫又山△2378.0m をアタックすべく、南又谷の林道を行く。終点は、鬼倉谷の堰堤工事をしており、見ると、鬼倉谷は雪が豊富にある。
まだ、雨が降り続いており、車の中で休んでいると、所沢ナンバーの車がやってきた。聞くと、猫又谷にスキーをしにきたという。例の岳人の記事を読んできたという。猫又谷のとりつきを探している間に、雨が止んできた。明日の天気を、期待して早めに就寝する。
5/31、朝4時起床。埼玉県和光市の清水氏と猫又山に向かう。
彼は、5月の連休には、剣岳の源治郎尾根で、スキーを楽しんだという。
車のところから見ても、猫又谷に雪は少なく、谷沿いの、わずかな踏み跡を頼りに進む。猫又谷は、毛勝谷に比べて、なだらかで登りやすいが、雪がないと、藪で、時間がかかる。
2時間歩いて、やっと雪のあるところに出てきた。ここから見る猫又谷の右俣も頂上直下は雪がない。左俣が見える1400m
地点まで行ってみることにする。
やはり、左俣も雪渓が途中で消えて、とても登れそうもない。
残念であるが、引き返すことにする。今日はいい天気になった。昨日の毛勝では写真は一枚も撮れていない。今日は猫又山の写真がとれた。
車の所に戻ったら、パーティーに会う。山菜採りのメンバーで、猫又山をめざす人はいない。
清水氏と同行できて、楽しい山行となった。
毛勝山も、猫又山も、時期を逸していて、来年再度挑戦することにしよう。
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