紀州・一族山・天狗倉山

    {山行報告}                 記;山口敏晴

平成10年12月        【一族山】       五万分の一<十津川>
   12日〜13日      【天狗倉山】      五万分の一<尾鷲>

12/12 京都7:50−−栗東−−鈴鹿峠−−−−10:20 伊勢自動車道・関インター〜
 勢和多気インター−−R42 −−13:35 尾鷲駅−−14:50 R311分岐−−−紀和町
 板屋15:15 −−15:35 一族山大河内登山口(泊)

12/13  6:40...7:10布引の滝との分れ..7:35小栗須との分岐....7:45
 一族山頂上(△800.5m 二等三角点)8:05...8:35峠...9:00車のところ
 −−9:25板屋−−−10:45 尾鷲市馬越町・天狗倉山登山口...10:50 馬越公
 園行者堂...11:05 熊野古道・桜地蔵...11:25 馬越峠...反射板..
 11:35 天狗倉山頂上(522m 三角点なし)12:05 ..12:45 車のところ13:00
 −−−14:30 勢和多気インター〜15:20 関インター−−16:35 名神・栗東イン
 ター〜16:55 京都東インター−−−18:25 向島

西川、山口、     2名            往復走行距離 594km

一族山登山口にある案内板
一族山山頂にて
一族山山頂二等三角点
天狗倉山頂上
天狗倉山から尾鷲湾を望む
尾鷲市内から天狗倉山を望む
一族山は、三重県の南端にある、二等三角点の山で「日本の山1000」に選ばれている。
天狗倉山(てぐくらやま)は、三重県尾鷲市にあって分県ガイド「三重県の山」に紹介されている。
一族山という名前からくる響きが気に入っていて、是非訪れたかったが、今回、登頂することが出来た。
西川氏、永保さんの3名で出発するが、永保さんが、途中気分がすぐれず、残念ながら、尾鷲にて、電車で帰ることになった。

今日は、一族山の登山口に、夕方までに到着すればよく、それまでの道筋に手頃な山を見つけて、アタックすることにする。
ちょうど、尾鷲の市内からあまり離れていない、天狗倉山を登ることにする。
伊勢自動車道を使って、昼過ぎに、尾鷲に着いた。
取りつきのある、馬越(まごせ)公園を探す。が、なかなか見つからない。
暗くなってからでは、一族山の登山口を見つけるのは容易ではないので、時間切れで、R42 を、熊野市方面に南下する。

R311に入り、紀和町にむかう。板屋の集落から、大河内へ。温泉のある、湯の口分岐の手前に、一族山の登山口が見つかった。
一族山は、熊野・大峰修験の四十八山の行場のひとつで、戦国時代、京都より、入国してこの地を治めた、入鹿氏一族が領有したことに由来している。
五万分の一の地形図には、登山道が示されていない。矢ノ川コース、小栗須コースは、道が不明瞭ということで、大河内コースをとることにする。
登山口には、「新宮山彦ぐるーぷ」と書かれた、小さな道標があった。
空き地にテントを張って、泊まりとする。

翌朝、6時に起床。真っ暗でなかなか明るくならない。昨晩はよく冷え込んだ。
6:40になって、やっと明るくなってきたので、行動開始。登るにつれて、雲海の上に、大峰の玉置山が姿を現した。いい眺めである。30分歩くと、峠に出て布引の滝との分岐があった。布引の滝は、日本の滝百選に選ばれている。
登山道は、踏まれていて歩きやすい。頂上直下まで来ると、小栗須コースとの分岐があったが、やはり道は荒れていた。

一族山頂上に着く。木立があって、360 °の展望とはいかなかったが、北東が切り開かれていて、ひよどり山812.8mが望まれた。下りはじめて、すぐに地元の犬をつれた単独行に会う。やはり、大河内から登ってきたという。
車のところに戻ってくる。朝霧がまだ立ち込めているが、車を矢ノ川まで走らせ風伝峠を越えると、霧が晴れて、暖かい日差しがはいってきた。

時間があるので、昨日登れていない、天狗倉山をめざす。
尾鷲神社から、坂道を登っていき、地元の人に聞いてやっと、馬越公園行者堂への登山口が見つかった。馬越峠まで50分となっている。
30分ほど石畳の道を歩くと、馬越峠である。
熊野古道と書かれた道標が立っている。我々は、天狗倉山への尾根にとりつく。
暖かい日で、一汗かく。2パーティーを追い抜いて、頂上に到着。
500mほどの低い山であるが、展望は抜群で、すぐ隣が三角点のある、便石山599m 眼下には、尾鷲市街、尾鷲湾が一望できる。
雲海の上にある玉置山を望む
南には、八鬼山628m、一等三角点のある高峰山1045m (平成6年8/20登頂)が、一際、目立つ。
頂上には、三角点はないが、岩塔があり梯子でよじ登っていくと、北方の視界がひらけ、大台の山々が眺められた。
この山は、地元では、親しまれている山のようで、お昼過ぎても、何組かが登ってくる。頂上でゆっくりして、馬越峠まで降りると、海山町方面から、大勢やってきていて、どうやら熊野古道を歩く、ツァー客のようである。
聞くと、名鉄バス2台で、やってきたそうである。
熊野古道は、世界遺産の話もあり、近年脚光を浴びているようである。
ここ、紀州の山の範囲は、奈良と和歌山との県境に跨がる、果無山脈以南の山地を指定し、東は、北山峡の南、西は、中辺路あたりまでをいう。
湯の口温泉、古里温泉など、一浴したい温泉は、沢山あったが、時間がなくなってしまい、2座登れたことに満足して、往復600km の山旅を終えた。