【山 名】 笹ヶ峰(1284.6m)
【地 域】 奥美濃(福井・岐阜県境陵線)
【日 時】 1998年03月21日(土)〜22日(日)
【メンバー】 佐野 誠さん、2FUさん、りかあ(囲炉裏の仲間)
【コ ー ス】 3/21:車デポ地点→日野川林道沿い大河内村跡上流堰堤下付近(450m地点)
3/22:450m地点→722m地点尾根→1280m地点県境陵線→笹ヶ峰山頂
(往路滑降)
【地 図】 2.5万図「広野」
【天 気】 曇り のち 風雪 のち 曇り
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| 「真っ白けの山頂」 |
奥美濃にこだわり続ける2FUさんとそれに付き合う佐野先生、そして山スキーと聞けば飛びついてしまうりかあの計3名で笹ヶ峰に行ってきました。
天気が今ひとつで山頂からの展望は残念ながらありませんでしたが薮漕ぎ、沢登、山スキー、薮スキーと何でもありの、季節の変わり目を肌で感じる事の出来た素晴しい山行でした。
●3/21:雪はないのに林道に車が入らない
広野ダムを越え、登山口となる450m地点を目指して車を走らせる。 ところがすぐにデブリが行く手を阻む。結果的に1時間程林道を 歩く事になるのだが、途中大きなデブリが3ヵ所、倒木が1ヵ所 あっただけでそれ以外は積雪もなく比較的良く整備された林道で 車が入れないのが残念だった。
●今晩は下でゆっくりして明日にかけよう(林道〜450m地点テン場)
日野川沿いに林道を歩いて行くと、取りつきの予定地点らしき所に 到着した。ここで、みのハイキングクラブの偵察部隊に出会う。
明日広野ダムを出発して笹ヶ峰に行くとのことで10名程度のパーティ だということだった。
ここで、佐野、2FU両名がルートの偵察を行い間違いがないことを確認 する。そしてさらに進むかどうか思案したが、今日はこの辺にしといたろ! ということ(^_^;で、適当な場所を見つけて幕営。午後7:30消灯。
●3/22:スキーを携えての薮漕ぎはつらい!(テン場〜800m地点)
おおよそ4:30に起床、夜明けを待って5:45に出発する。
今回のパーティは3人3様。佐野さんはツボ足でワカン・アイゼン、 2FUさんは1mのカービングスキーにジルブレッタ404を装着した自称 「2FU薮スキースペシャル・つちのこスキー」、りかあは清く正しい 山スキーセット、をそれぞれ携行している。
2FUさんのスペシャルセットはザックに携えるとちょうど良い長さで 薮もそう苦労せず進んでいる。佐野さんは言うまでもなくどんどん 進む。私はとてもじゃないが2人について行けない、行ける訳がない。(;_;)
ザックに携えたスキーが邪魔でまともに歩けないのだ。それでも 薮の密生度はたいした事はないとは思うのだが「これがうわさの変態薮漕ぎか!」 と心の中で何度も納得した。そう言えば猿ヶ馬場山でもそうだった。
40分程歩いて尾根が消え谷といりくんでいる所(570m)で、積雪も顔を 出し始めた。ようやくまともに歩けるような場所だ。地図では左方向の 薮を登るのが良さそうだが「あんな薮に再び突っ込みたくないなぁ」と 思っていたら、右方向の沢筋を登ることになり内心ムチャクチャほっと した。(^o^)
沢筋の足場がぬかるんでいるところを靴をドロドロにしながら進むこと 約30分。ようやく722mの尾根に出た。 しかし尾根にはほとんど雪はなく 再び薮漕ぎを強いられる。(;_;) 雪が十分に積もっていたのは800mを 越えた辺りからだったと思う。
●え?! 敗退??(800m〜1050m地点〜県境の尾根(1280m))
ツボ足では足が沈んで進みにくい。仕方なくスキーを履いて進もうとするが これもダメ、全くダメ。薄く積もった新雪の下が固く、ツボ足では沈んで スキーではシールが効かない、最悪。仕方がないので再びツボ足で進む。
2FUスペシャルは、まずは登りで威力を発揮したようだ。 終始先頭で ラッセルして下さった佐野さん、ありがとうございました。
9:00、ようやく1050m地点に到着。後は急登はもうないのでとりあえず やれやれだ。
ところが天気が次第に悪くなってきており風雪も強く視界は50mくらいか。
佐野さんの赤布もちょうどなくなってしまった。ここで佐野さんの 敗退宣言!! ガッガーン!
2FUさんがそれを素直に聞く訳がない。(2FUさんごめん) そのようなやり取りを していると後ろから みのハイキングクラブ のパーティが追いついてこられた。
中にはかなり高齢の方もおられ、しかも10名ほどの大パーティなのだが 皆の足並みもそろっていてかなり早いペースだと思った。「行かれるんですか」 とお聞きすると「今日はどうしても行きたいんです」と言われ小休止されて 先に進まれた。
我々はこのパーティに引きずられるように、とりあえず県境の陵線まで 行ってみようと言う事になり、りかあが持ってきた赤布を佐野さんと2FUさん に渡して、要所につけてもらいながら進む。10時20分県境の陵線に到着。
昔あった小屋の基礎を確認することが出来た。
●やった! 笹ヶ峰山頂だ!(県境陵線(1280m)〜山頂(1284.6m))
山頂までは3つのピークを越えながら進むことになる。そのうちのひとつは 1294mのピークで笹ヶ峰の山頂より高いのだから、私にとっては珍しい パターンの山行である。
こう視界が悪いと県境の陵線を誤ってそのまま進んでしまいそうである。
佐野さんが方向を再確認しルートを探り、我々はそれに従う。
途中尾根が入りくんだり、だだっ広くて判りにくいところも数ヵ所あり、 それらにも赤布をつけながら進み、11時30分登頂。(^o^)
みのハイキングクラブのパーティもしばらくして到着。
何にもない山頂、何も見えない山頂。しかし達成感が込み上げてくる。
ビールで乾杯し山太さんに恒例の山頂コール。
記念撮影をと佐野さんが写真を一枚撮ったら電池切れ。ま、しゃーないか。
みのハイキングクラブの一行はある御夫婦の岐阜100名山の 100座達成の記念登山だったらしく、賑わっている。
1050m地点で「どうしても行きたい」と言った意味をようやく理解する。
写真を撮りましょうかと聞かれて事情を説明すると、あちらのカメラで 撮って送ってくれるというのでお言葉に甘える。またワインをどうぞと言われて お言葉に甘える。(^_^;
みのハイキングクラブの皆さん、ありがとうございました。m(..)m
●いよいよ滑降なんだけど(^_^;(山頂〜1280m)
普通なら山頂でシールをはずしていざ滑降、ということになるのだが、 1280m地点までは3つのピークを越えることになるため、シールは装着 したままで山頂を後にする。
今回の私の板は、2FUさんに借りたニシザワの170cm。自分の板と 5cmしか違わないのだが実に扱いやすい。軽いのも幸いしキックターン がスムーズにできる。5cmや10cmくらいの違いは態勢に影響なしと 思っていたのだが大きな間違いだった。(^_^;;
相変わらず視界は悪く、尾根の入り組んだところではルートが判りにくい。
登りにつけた赤布が大活躍して1280m地点に到着、シールをはずす。
●いざ滑降! そして下山。(1280m〜テン場)
滑り出しはアイスバーン。3/8の鳴谷山の新雪とは大違いの雪質だが これはこれで楽し。雪面もちょっとした天候やちょっとした時期の違いで 様々な表情になるのが面白い。
2FUさんはスペシャルセットでの滑り出しで苦労している。
「立ったらこけ、立ったらこけ、まるでスキーを初めて履いたときの ようだった」(2FU談) それでもすぐに無難にこなされていた。
900m付近までは快適な滑り、THE 山スキー。ところがそれを過ぎると しだいに薮が多くなってきて、ついにはTHE
薮スキー。
佐野さんは黙々とツボ足で下られている。登りも下りもトータル的には ツボ足のほうが速い。
スキー組はおおよそ800m付近で断念したあとツボ足で下り、我々を待ち くたびれた佐野さんと合流。(佐野さん、お待たせしましたm(..)m) あとはひたすら下り、12:50テン場に到着。(^o^)
●今回の山行で気がついたこと(2つ)
1.薮スキーではストックは不要。
薮中での滑降はまともなターンは出来ないため、ストックは 使う必要がない(使えない)ので、ターンするときは木に つかまってするのが得策。
2.ツボ足で薮中を下るときはスキーは手に持つのがよい。
スキーをザックに携えるとどうしても進みにくい。そこで ロープ(もしくは流れ止)で取っ手をつくり、片手で持つ。
スキーをぶらさげたとき下り斜面とスキーが平行になるように 取っ手を調整する。そうすることで歩きやすく、手が疲れたら もう片方の手で必要に応じてフォローしながら歩くと、2人に ついて行けました。(^o^)
何時もの如く車&運転の2FUさん、リーダーの佐野さん、毎度お目つけ役の村チョッ!、ありがとうございました。
いい山行でした。(^o^)m(..)m
着
発
大河内村跡上流堰堤下付近 (450m) 5:45
1050m付近 9:00 9:30
県境稜線 10:20 10:40
笹ケ峰 11:30 12:00
笹ケ峰 11:30 12:00
堰堤下付近 14:50
りかあ(QZF13273)
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