繖(きぬがさ)山々塊縦走

 これまで行く機会の無かった湖東の山に初挑戦してきました(^^)。

〔日程〕 1997年10月10日(金)
〔行程〕 JR能登川駅〜善勝寺〜北向千手観音〜雨宮竜神社〜地獄越〜
    繖山(観音寺山)〜観音寺城跡〜観音正寺〜JR安土駅
〔案内〕 関西ハイキングガイド(創元社)
     2万5千分の1地形図 能登川(国土地理院)
     2万5千分の1地形図 八日市(  〃  )

 9時30分大阪発の新快速に飛び乗る。乗れない筈が列車が若干遅れていた 為、辛うじて乗ることができた(^^;。超満員のすし詰め状態が京都まで続く。

 10時45分、能登川駅出発。短い市街地歩きののち善勝寺への登りに差し かかる。登り口横の幼稚園で運動会が催されており拡声器の音がガンガン響い ている。そうかそんな季節なんだなぁ。

 寺には特に見るべきものも無さそうのなでそのままパスして北向千手観音に 向かう。丸太で階段状に整備されたコースをどんどん登っていく。後ろから拡 声器によって増強された運動会の放送が響いてくる。よく響くものだ。

 途中からコンクリートの参道(?)になる。しかも結構きつい。地元の方とお ぼしきお年寄り数組とすれちがいつつ喘ぎながら進む。
 北向千手観音は岩窟内に安置されていると案内に書かれていたが岩窟と思わ れる箇所の前にはお堂が据え付けられており、そのせいで中は暗くて良く見え なかった(^^;。

 気を取り直して尾根道を南下する。コースはほぼ全体が丸太で階段状になっ ており整備され過ぎている感じ。しかし、北向千手観音以降は全くと言ってい い程誰もいない。
 やたらとトンボが多く、しかもほとんどの場合が地ベタや砂止めの丸太に止 まっているので踏まないように歩くのが一苦労。一足毎に着地した足周辺のト ンボが一斉に飛び立つのでうっとぉしくてしょうがない。

 コースが完全に尾根をトレースしている割りには展望は悪く、所々に下界が 会間見える程度の展望があるのみ。この山塊は平野部に突き出た瘤の様な存在 で、まるで湖東という水面に浮かぶ島のような感じがする。人に逢わない割り には荒れたふうでもなく、なんだか不思議なコースである。
 蜘蛛の巣に引っ掛からないように拾った棒っ切れを顔の前で振りながら歩く。

 12時、どこだかよく判らない(^^;。昼にしようかとザックを開いた所で火 を持っていないことに気づく。
 湯を沸かしてカップ麺を作る予定だったのに・・・・(^^;。案内板によると この先に展望台が有るらしいのでそこまで脚を延ばして、誰かに火を借りるこ とにする。
 取り合えず2つあるお握りの内、1つを腹に入れて先に進む。

 コースは相変わらず無人、かつトンボだらけ。季節外れのセミの鳴き声が聞 こえる。左右からクマゼミとツクツクボウシがステレオで鳴いている。クマゼ ミの方はやや元気がない。季節からして当然か(^^;。

 13時、展望台の手前。結局ここまで誰にも逢わず、この先も期待できない のでカップ麺をあきらめて残りのお握りを頬張る。ふと見ると目の前に二等三 角点があった。
 15分ばかり休憩して再度歩き始める。

 すぐに雨宮竜神社に到着。ここも見るべき物はなにも無い。大木に囲まれた 岩の周囲を石柱でぐるっと取り囲み締め縄(?)がしてあるところを見ると、中 心の岩が御神体だろうか。起源や由来を書いた看板すら見当たらないので結局 なにも判らずじまい。

 しばらく行くと地獄越に向かう下りとなる。短い下りを降りきった鞍部が地 獄越との交点。そこからは繖山に向かって一気に登りとなる。コースは相も変 わらず丸太の階段。時々倒木のせいでルートを少し迂回する箇所に出くわすと 何故だかホッとする。

 大した苦もなく繖山々頂に到着。展望はほとんど無し。三角点を撫でて観音 寺城跡をめざす。
 観音寺城跡は城郭の全景こそよくわからないものの、立派な石段と石塁が残 っており往時の威景を偲ぶことができた。

 本当はここから安土城跡方面に降りる積もりだったが間違って観音正寺を方 面に降りてしまった。かなり遠回りとなったので今回は安土城跡を諦めてその まま帰ることにする。
 14時54分、JR安土駅着。

 秋の日のノンビリ・ハイクでした(^^)。

                          by たけ・あまこ