平熊 戸隠山→雨飾山縦走

平熊 戸隠山→雨飾山縦走

*[01*  ID  ] 1996−03 戸隠山→雨飾山縦走
*[02* 日 程 ] 4月28日 〜 5月1日 (前夜発2泊3日)
*[03* 形 態 ] 春山
*[04  天 候 ] 29日:晴れ,30日:曇り,1日:曇り後雨
*[05* 大地域 ] 長野県,新潟県
*[06* 小地域 ] 妙高山とその周辺
*[07* 山 名 ] 戸隠山(1904 m),九頭龍山(1883 m),五地蔵岳(1998 m),
                高妻山(2353 m),乙妻山(2318 m),堂津岳(1927 m),
                柳原岳(1788 m),松尾山(1678 m),雨飾山(1963 m)
*[08  地形図 ] 高妻山,妙高山,雨飾山
*[09  メンバ ] 単独
*[10  入山地 ] 戸隠奥社入口
*[11  下山地 ] 小谷温泉
*[12  計 画 ] 戸隠奥社入口→戸隠山→一不動避難小屋→高妻山→乙妻山→
                堂津岳→乙見山峠→天狗原山→金山→雨飾山→小谷温泉
*[13  記 録 ]
戸隠山より見る高妻山
 [28日]

20:45   伊丹の家を出発
21:45   大阪駅発(JR運賃:6770円,急行料金:1240円)
        臨時列車のためか,1車両に5,6人程度のガラ空き状態

 [29日]

 6:05   長野駅着
        味噌汁を忘れてきたのに気が付き24時間営業のコンビニを捜して駅近くを
        歩き回る.駅に戻ってソバとオニギリの朝食(川中島バスのバス停は駅の左
        手,道路を渡った所にある,ちょっとわかりにくい所)
 6:58   長野駅前発(運賃:1450円)
        戸隠連峰の岩壁が見えて来た.凄い!圧倒される
 8:00   戸隠奥社入口着

 8:10   奥社入口発
        参道も雪がびっしり.奥社まで行き交う観光客もちらほら
 8:40   奥社
        ここでアイゼンを着け,左側の尾根に取り付く.八方睨までトレースあり
 9:55   岩壁の下
        大岩壁の左を巻いてから,急な崖を登って稜線に出る.ここから急な岩尾根,
        痩せ尾根が続く.雪が無いところはアイゼンが邪魔になるが,雪が残ってい
        るところもあって,外すわけにもいかない.慎重に進む
11:00   八方睨
        素晴らしい展望台.西岳方面が圧巻.いつか登りたい山だ.これから向かう
        高妻山の3角形も凄い.あの急な稜線を登れるのだろうか?
        ここからはトレース無し.雪にズッポリ足を取られながら進む
11:25   戸隠山
        標識が1本あるだけのどうということの無いピーク
12:25   九頭龍山
        頂上付近で子猿を背中に載せた親猿に出会う.その後ろには10匹以上の猿
        の群れがのんびりしている.人が来たので,人間なら絶対行けない南側の崖
        を降りていく.さすが!
13:10   一不動避難小屋
        予定よりもだいぶ時間がかかってしまった.立派な避難小屋の中で昼食を食
        べて小休止
13:40   一不動避難小屋発
        ここから高妻山まで再びトレースあり.五地蔵山までは南面の登りで,殆ど
        登山道が出ていて歩きやすい
14:50   五地蔵山
        高妻山の急な登りが近づいてくる.先行者のトレースがあるから何とかなる
        とは思うのだが...
15:50   取り付き
        標高差 300m 以上のいっきの登り.雪が腐っていてスリップする心配は無い
        ものの,とにかく長い.一歩一歩数えながら進む
17:05   高妻山
        素晴らしい展望台でこれまでの苦労が報われる.遠くには飯綱山,黒姫山,
        妙高・火打連山が,近くには戸隠西岳が圧巻.戸隠山はたいしたことの無い
        小ピークにしか見えない
        ここからはまたトレース無し.時間もだいぶたっているので,どこまで行け
        るか解らないが,とにかく乙妻山までは行っておこう
18:10   乙妻山
        6時を過ぎたし,明日の天候次第では引き返すことも考えて,今日はここま
        でとする
18:15   天場
        頂上直下の小平地にテントを張る.ここでテントごと飛ばされたら大変だが,
        幸い風もない穏やかな夜で一安心
        (テントサイトとしては乙妻山南東の凹地が良さそう)

 [30日]

 5:30   天場発
        概ね良さそうな天気なので堂津岳に向かうことにする.これ以上はもう引き
        返せない.何としてでも小谷温泉まで行かなければ...
 5:55   下降点
        地図でみるとここからの下降がヤバそうだったが,案の定,大岩の急な崖に
        なっている.雪や氷が着いていないだけ助かった.幸い立木や岩棚が随所に
        あって何とか無事に降りることができた.途中には古い残置ザイルもあった
        が,とても体重をかける気にはなれないしろもの.それでも人が通って跡が
        あると気が休まる(この後,この崖を何ども見ることになるが,良くも降り
        たものだと我ながら感心するような所)
 6:30   2044m 峰西の右折点
        この辺りから堂津岳に向かう稜線がややこしい.基本的には主稜線を西に進
        めば良いのだが,複雑な地形をしていて解りにくい.幸い天気が良かったの
        で,進行方向と現在地をきっちり確認しながら進めたが,ガスられたらヤバ
        そうな稜線だ
 7:00   1906m 峰
 7:35   1817m 峰
 7:50   1732m 峰
 8:05   最低鞍部
        やっと最低案部までたどり着いた.ここは標高 1600m だが,途中に 1792m
        峰を越えて行くので,1927m の堂津岳まで標高差 400m 程もの急な登りが続
        いている.堂津岳の稜線からは雪庇が発達しているので,万が一のことを考
        えて安全そうなルートをとる.最後は雪庇の低いところから稜線に飛び出す
 9:55   堂津岳
        実にしんどかった.最低案部から2時間近くもかかってしまった.ザックを
        投げ出し,ちょっと早めの昼食+りんごで小休止
10:15   堂津岳発
        ここからの稜線は殆どまっすぐで起伏も少ないのだが,それでも雪庇の発達
        している危険な所,逆に残雪が使えない所などあって,結構消耗する
10:45   1845m 峰
11:35   柳原岳
12:55   1664m 峰
        このあたりは幾つかの小ピークを越えていく
13:40   松尾山
14:20   1654m 峰
        痩せ尾根上の小ピーク.今にも落ちそうな雪庇が出ているのでこの上を通ら
        ず,雪が溶けて稜線上に出ている踏み跡を頼りに進む
14:35   乙見山峠
        本当なら,ここから薬師岳に登り返して天狗原山,金山,雨飾山へと向かう
        予定だったが,この調子では明日までに雨飾山まで行って帰れないと判断.
        一旦,小谷温泉近くまで降りて,明日,雨飾山だけピストンすることにする
15:25   道路
        道路といっても一切除雪していない.峠を越えるトンネルも埋まっている.
        地形図に記載されている近道を降りるが,殆ど雪で埋まっていて解らない.
        最後は松尾川の渡渉地点が解らず(最初から橋はないのかも?),厚そうな
        スノーブリッジを神頼みで渡る
        下の道路に出ても雪で埋まっていて,急な斜面のトラバースの連続.崖から
        は崩落の跡もあり,気楽な林道歩きとはいかない
16:20   大海川橋
        暫く小休止.明日のために雨飾山の登山口まで近づいておくことにする
16:45   鎌池林道
        ここからは除雪が済んでいるので,アイゼンを外して歩く
17:25   雨飾山登山口
        除雪が済んでいるのはちょうどここまで.この辺りは平坦な所でどこにでも
        テントを張れる

 [1日]

        曇ってはいるものの何とかなりそうな天気(結果的には甘かったのだが)
        4時前に起き出して出発の用意をする
 5:00   天場発
        平坦な河原の道を進む
 5:30   取り付き
        急な尾根を登ったあと,灘らかな斜面を右側にトラバースしていく.この辺
        り(1836m 峰からの南西斜面)は広くて樹木が無く,スキーには絶好の斜面.
        ちょっとした尾根に登ったあと,先行者のトレースはそのまま尾根を登って
        いるので間違いと判断し,一旦,大きな沢(荒菅沢)を越えてもう1本北側
        の大きな尾根に登り返して,これを辿る
 7:15   1600m 地点
        だんだん傾斜がきつくなるとともに,この頃から風が強くなり,風をみなが
        ら登る.その内,視界も悪くなり,急斜面を一歩一歩慎重に登る.途中,一
        部,登山道が出ている所もあるが,残雪が地割れしているところもあり,雪
        が柔らかかったり固かったりで気を使う
 8:15   稜線
        やっとのことで稜線まで辿りついたものの,ピークまではまだ暫くかかるは
        ず.100m 程度の視界の中で磁石を頼りに進む.幸い,自分のトレースがし
        っかりついているので,帰る時には間違わないですみそう.日帰りの軽装備
        こんな所で迷ったら最悪.最後の急斜面を登りきるとやっと頂上
 8:45   雨飾山
        ここは猛烈な風が吹いていて,立ってもいられない.当然視界は全く無し.
        足元の標識とお地蔵さんの写真を取ってすぐに下山
        この頃から雨も降り出してきたので,途中の風の避けれる所でカッパの上着
        を着る
 9:10   下降点
        登るときは結構な急斜面で緊張したが,周りの視界が無いのと,雪が腐って
        いるので割合気楽に降りていける.雨は相変わらずで風もきつく,眼鏡が曇
        って歩きずらい
 9:40   荒菅沢
        この辺りから風は収まってきたものの,雨は止まない.下に降りて来れば雨
        は上がるかと思っていたが,結局,このまま1日中降りつつく
10:20   取り付き
10:45   天場
        テントの中に入って濡れたものを着替える.といっても,余分なものを持っ
        ているわけでは無く,びしょびしょに濡れた服からかろうじて町中でも歩け
        る程度の服装にしただけ
11:30   天場発
        濡れたテントを畳んで,林道を引き返す
12:20   小谷温泉

        やっとバス停まで来たところ,次のバスは 14:50 とのこと.まだ2時間半
        もある.バスの時間まで,近くの山田旅館に入り,昼食とお風呂でゆっくり
        時間を潰す(入浴料:500円)
14:50   小谷温泉発(バス運賃:750円)
15:26   南小谷駅着
15:39   南小谷駅発(JR運賃:7000円,特急料金合計:4530円)
17:10   松本駅着
        駅ビルの中で夕食
18:04   松本駅発
20:15   名古屋駅着
20:23   名古屋駅発
21:23   新大阪駅着
22:20   伊丹の家に帰着